中道右寄り 2012 11 24

 なんだか、日本の政界では、
「タカ派だ、右傾化だ」などと、
論争が激しくなっています。
 私は、昔から「中道右寄り」です。
そうすると、多くの人が不思議に思うかもしれません。
私は、新憲法の制定、原子力発電の推進、
核武装、原子力潜水艦の必要性を主張しているからです。
 これを読んで、
「かなりの右寄りだ。タカ派だ」と思った人は、
「政治学の勉強不足」と言わざるを得ないでしょう。
 私は、若い頃、自主独立路線を掲げるフランスに興味を持って、
フランスの国防政策やエネルギー政策を勉強したのです。
 ご存知だと思いますが、
フランスは、原発大国で、核武装し、原子力潜水艦も保有しています。
 ニュースでは、左派とされるオランド大統領が、
原子力潜水艦に乗艦し、兵士を励ましたという映像がありました。
 フランスでは、右派でも左派でも、
国家の独立ということに関しては、強い信念があるのです。
 もちろん、「専守防衛」を掲げるスイスの国防政策も勉強しました。
しかし、「さすがに難しい」と思いました。
 スイスは、徴兵制を採用しています。
各家庭には、自動小銃が貸与されています。
これは、国境の封鎖に失敗した場合は、
国民全員が、銃を持って戦うということです。
 これを日本人ができるのか。
平和ボケをしている日本人には無理だと思います。
多くの日本人の頭の中は、いまだに終戦直後のままです。
「アメリカが何とかしてくれる。アメリカが守ってくれる」
 今の日本人にある特徴は、
「誰かに守られたい。守られた上で、言いたいことは言いたい」ということです。
これは、女性の特徴です。
日本全体が女性化しているように感じられます。

専守防衛とは 2012 11 4
 時々、一般の人から、
専守防衛とは、どういうものかと聞かれます。
そこで、わかりやすいように、Q&Aで、まとめました。
Q「専守防衛とは、軍事的には、どういうものですか」
A「このような戦法は、軍事的には、
 重装備の軍事力でなければ成り立たない戦法です」
Q「なぜ、重装備の軍事力が必要になってしまうのですか」
A「この戦法は、相手国に、
 『この国に攻め込んでも損をする』と思わせなければなりませんから、
 どうしても、自国の防衛は重装備になります」
Q「ちょっと待ってください。
 日本は、よく専守防衛と言いますが、軽装備ではありませんか」
A「日本の場合は、日米安全保障条約がありますから、
 自衛隊と米軍をあわせれば、重装備と言えるでしょう」
Q「そのほかに、専守防衛で、何かありますか」
A「専守防衛という戦法は、国民にとって、残酷な戦法と言えるかもしれません」
Q「どうして残酷だと言えるのですか」
A「専守防衛は、簡単に言ってしまえば、
 相手国から攻撃があって初めて、その対処に動くということです。
 ということは、国民に多数の死傷者が出てから、自衛隊は動くということです。
 たとえ、『相手国が攻撃してきそうだから』と言って、先制攻撃はできません。
 そういう意味でも、相手国に、
 『この国に攻め込んでも損をする』と思わせるような軍事力が必要です」
(補足説明)
 専守防衛で、わかりやすい説明として、
永世中立国のスイスを考えれば、よくわかるでしょう。
 スイスは、徴兵制を採用しています。
各家庭には、自動小銃が貸与されています。
 これは、国境の封鎖に失敗した場合は、
国民全員が、銃を持って戦うということです。
 もちろん、スイスは、国土そのものが要塞化しています。
山をくりぬいて、軍事基地を建設したり、
国境近くの橋やトンネルには、爆薬を差し込む穴が開いています。
これは、有事の際に、橋やトンネルを爆破して、国境を封鎖するためです。
 これで、専守防衛という戦法が、よくわかったでしょう。
誰もが「スイスのような国に攻め込んでも損をする」と思うでしょう。








































































































スマートフォンのトップページへ